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 《主イエスは、ご自分のその時(十字架、昇天の時)がきた時に、その心境のうちに、譬えて云われました。》  

”あなたがたは、心を騒がせないがよい。神を信じ、またわたしを信じなさい。
【わたしの父の家には、住まいがたくさんある。】 もしなかったならば、わたしは
そう言っていたであろう。 あなたがたのために、【場所を用意しに】行くのだから。
そして、行って【場所の用意】ができたならば、また、来て、あなたがたを、
わたしの所に迎えよう。わたしのおる所に、あなたがたも、おらせるためである。”
                     (ヨハネによる福音書:14章1-3)

これは、そばにいた人々に、言葉のうえで受け止められうるような、
そんな対話レベルでお語りなった言葉でした。

▼《??意味解説??》▼

◆中世末、近世への黎明期にカトリックの修道会の1つ〔フランシスコ会〕を創立した◆
◆主の聖人がいました。その名は<サン・フランチェスコ>です。(1182?-1226年)◆

●●彼の祈りのことば●●


                     ああ、神よ、我をして、御身の平和の道具とならしめ給え。
                     我をして、憎しみのある所に愛をもたらし給え、
                     争いのある所に赦しを、分裂のある所に一致を、
                     疑いのある所に信仰を、誤りある所に真理を、
                     絶望ある所に希望を、悲しみある所に喜びを、
                     闇ある所に光を、もたらしめ給え。
                     ああ、主よ、我をして、慰めらるるを求めずして、                      慰むることを求めしめ、理解さるることよりも、                      理解することを、愛さるることよりも、愛することを                      求めしめ給え。そは、我等は自らが与うるがゆえに受け、                      赦すがゆえに赦され、己が身を棄てて死するがゆえに、                      永遠の生命を得るものなればなり。

   
                            ●●   ◆◆●●◆◆   ●●   
                ◆とても崇高な心の言葉で、近づきがたいような気がしますが、それにもまして◆
                ◆中世という時代は、なぜか、暗黒時代だなーって、よく言われるようで、、、◆
                ◆そんなイメージが脳裡をかすめますが、その時代には、心の知徳のみが威厳深く◆
                ◆光輝くばかり、、しかし、外なる世界についての知識は、いまだその光、真に◆
                ◆至らず、にぶくして、とても暗かったわけです。また、人の世の体制も、決して◆
                ◆良くはありませんでした。そんな中世時代の世界にも、清きと愛のうちに、◆
                ◆その言葉と業とにおいて、競いに競い合い、精進して生きる人達がいました。◆
                ◆彼らは、その言葉と業(奉仕)にますます清く生き、その中世という時代の◆
                ◆底辺で、その時代を支えた、稀有尊崇なる人々でした。フランチェスコもまた、◆
                ◆そんな人々の一人だったということです。◆


  1. 宇宙と創造:

  2. 宗教を考える:

  3. 真理を考える:

  4. 人間を考える(P-1):

  5. 人間を考える(P-2):

  6. 聖書は何を伝えようとするのか?:

  7. 未来予言は本当か?:

  8. ********:

 ***参考ドキュメント*** 

    現代世界の歴史は、大別すれば西洋史と東洋史の観点から捉えることができるが、   現代世界に至りえた主流的な歴史はヨーロッパ近世、近代のそれであろう。そして、   そのヨーロッパは、古代ローマ世界へと遡ることができる。さらにローマを遡れば、   ギリシャ・ヘレニズム時代へと至る。この時代はメソポタミアとエジプトの両文明を   包摂するかなめとなった時代であろう。エジプト王朝三千年の歴史は、シーザーとク   レオパトラの時代直後に終わっている。メソポタミアは、部族、民族的盛衰が激しく   たえず時代の断絶を繰り返してきた。古バビロニア時代から新バビロニア、その時代   の間にミタンニ王朝や騎馬を軍力の最大の要となし得たアッシリア帝国時代があり、   その後の新バビロン王朝はペルシャ帝国時代へと移行する。イスラエル人=ユダヤ人   の歴史(旧約聖書史)はそういったメソポタミア、エジプト両文明に深くかかわり、   ペルシャ、ギリシャ、ローマ時代を見据えている。古代帝政ローマ時代以後、ヨーロ   ッパ文明千数百年の時代、東ローマ・ビザンチン帝国(首都コンスタンチノープル)   の繁栄と共に、西に東にキリスト教社会体制はより広範なものとして発展してゆく。   西暦800年、カール大帝の<西ローマ帝冠>の復古以来、ドイツ諸王の帝冠より、   <神聖ローマ皇帝>の称号となる。ヨーロッパ草創の中世期は、新たなる発展への<   ミレニアム時代>を迎える。そして諸侯、公国、諸王国が併存した複雑な複合重層の   ヨーロッパ大文明社会の形成を成すにいたる。しかし、このキリスト教文明社会も、   イスラム教社会の台頭、侵出、15~16世紀での反動的ルネサンス文明復古の趨勢   (古典ギリシャ風人間復興)などによって次第に衰微してゆく。 封建的な諸王侯国   家、群雄並存の下、ヨーロッパはやがて近代国家への苦悩的揺籃期、形成期・市民革   命やイデオロギー革命などの激動期を迎える。16,17世紀は<ローマ・カトリッ   クキリスト教社会体制>下からの離反的<宗教改革>とその自由独立的新教プロテス   タント教会の形成発展の時代、18,19世紀は<キリスト教体制社会の危機、崩壊   >及び政治(国家)と宗教(教会)の分離的形成、併立への過程の時代、19、20   世紀は<キリスト教社会体制の完全喪失>への時代、それらの歩みを象徴する歴史の   悲惨は、第一次及び第二次の世界大戦である。ドイツの政治指導者・ヒトラーの思想   運動から現れたナチス<国家社会主義>の出現は、<キリスト教社会喪失・混迷>の   ヨーロッパの ”苦悩と迷妄 ”を顕している。この時代に新しい、若きキリスト教   国、アメリカの台頭によって、なんとか世界は持ちこたえ、戦後の繁栄を築く原動力   を得るものとなる。だが、歴史の真実は物語る、アメリカの超軍事大国への動向の起   点は、先ず、これらの両大戦時から、特にヨーロッパでの対ドイツ、太平洋地域での   対日本の双方に対しての強力且つ飛躍的な軍事力の増強、これを計ること無しには、   事に対処することが出来なかったという歴史的実情においてその因縁を見るが、しか   しその発展はそれだけに止まらなかった。終戦直後からすでにその程度の規模に止ま   りえず、自ら自制軍縮への選択肢をとりえない状勢に直面する。つまり、ソ連などを   中心とした共産勢力、共産圏の急速な拡大、その二極冷戦体制への世界状勢の中で、   米ソはとどまる処なきまでも<軍備拡大>競争、<最新兵器開発>という、おぞまし   い事態にまで発展するに至る。アメリカの国力は、経済力をも含め、その多面的総力   でもって自由主義陣営の国威を高揚せしめ、その当時の共産圏勢力と対抗せざるを得   ないという世界史的状況での歴史因果の宿命的な轍を踏むこととなる。、、、やがて   20世紀は過ぎ去り、今や21世紀、驚異的な文明讃歌の時代であり、且つグローバ   ルな世界大文明期の時代ともなって今を栄えているこの現代、その行く末は、如何に   や、、歴史の常とする処、繁栄と没落はつねに隣り合わせか??、、<人間の諸々の   知恵の偶像>、その没落の危機を制するや。、、、、、、、、、、、、、、、、、、


  【 年 代 記 】:


a.) 旧約聖書関連史年表記

【New更新】b.) 古代エジプト史年表記

【New更新】c.) 古代ローマ皇帝年表記

【New更新】d.) 原初教会とパウロの事跡年代記

【New更新】e.) 戦国キリシタン時代記:イエズス会士の事蹟録

【New更新】f.) シュメール王名表時代論考